
アートフェア Art3f
パリ15区の見本市会場ポルト・ド・ヴェルサイユで1月28日から30日まで開催されたコンテンポラリー・アートフェア Art3f。

コンテンポラリーアート・フェアとしてはかなり大きい規模で、パリで年2回開催されるほか、リヨン、トゥールーズ、マルセイユ、ナント、ボルドー、ストラスブールなどの主要地方都市、モナコ、ブリュッセル、リュクセンブルクなどでも開催されている。非常に定着していて、宣伝力もあるフェアだ。
価格も小さな作品、紙の作品など数万円以下で購入できるものあり、アートコレクションの初心者にも手を出しやすくなっている。
アートギャラリーよりもアーティスト自身の出展が多いが、出展料もかなりかかることを考えると、駆け出しレベルのアーティストではなく、すでにキャリアを築いていて、安定した活動をしているアーティストが多い。価格のレベルも数十万から100万円くらいまでが平均値だ。
私たちは初日夕方に行ったのだが、前回の9月訪問時に比べると、非常に人が少ない印象だった。出展者そのものが少なくなった印象だったが、現在のコロナの影響を考えると無理もないことかもしれない。9月の時はワクチンのおかげで少し沈静化していたが、今は周囲で感染が続出している。こういった、前もっての準備と資金が必要なアートフェアの参加は出展者にとって非常にリスクが大きいだろう。
それでも、私達も提携のアーティストに会って作品の詳細を再確認したり、新作品をみせてもらったり、新たな才能を発掘したり、お客様に代わって「最適なアート作品を見つける」ことをモットーに活動している私達にとって、実り多い時間となった。


ソフィア・フォティアドウ

ルウ・シェルドン
今回私たちの目に留まったアーティストの作品の一例。
今後も大倉アーツには続々と新しいアーティストが登場予定です !
