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    聖二コラの日

    聖二コラの日

     

    12月6日は聖二コラの日だ。フランス人でも馴染みがあるという人ばかりではないが、サンタクロースの起源といわれるこの聖人は、子供の守護聖人として親しまれている。

     

     

    ドイツ、ベルギー、オランダなどで、この日は大々的にお祝いされ、人々はいろいろな種類のクッキーを焼いてプレゼントしあったり、子供にプレゼントを贈る。

     

    パリではそれほど一般的ではないが、アルザスなどのフランス東部や、リールなど北部でもこの日はお祝いされ、人型のブリオッシュを食べる習慣がある。北部に本店があるブロンジェリーのチェーンのPAULでも、このブリオッシュは買える。

     

    赤い大司教の衣装をまとい、長いひげを垂らした、聖二コラが馬車に乗って街を周り、子供達にお菓子を配ったりする。

     

     

     

    聖二コラ
    出典 Photo archives L’Alsace Jean-Marc LOOS

    伝説では、寒い冬の日に、森に木の実などを集めに行った子供たち3人が道に迷い、暗くなってきたので、灯りの灯った家を訪ねて、一晩の宿を乞うと、家の主(ピエール・ノワール)は快く宿を提供するが、実は子供たちをすぐに惨殺し、切り刻んで塩漬け肉にしたという。たまたま通りかった、司教であった聖二コラが宿を乞うと、ピエール・ノワールは断れずに家に入れ、更に塩漬け肉を所望されると、何かに憑かれたように、己の所業をあらいざらい告白した。

    それを見やりながら、聖二コラが塩漬け肉の入った壺に触れると、子供たちは元の姿になって、生き返ったというものだ。ピエール・ノワールは聖二コラに付き従うようになり、悪い子をお仕置きする役目を担う、怖い存在になる。

     

     

    聖二コラの偉業を称える話でありながら、グリム童話のように凄惨な前半が印象的な話で、子供たちはなまはげのようにピエール・ノワールを怖がったことだろう。このピエール・ノワールはムーア人のような黒人であらわされることが多いが、アルザスや、フランス北部ではペール・フタールという、いかにも粗暴な農民風のひげを生やした男となる。

     

     

    そして、どんな状況からも助けだしてくれる聖二コラは、その優しい表情と、配ってくれるお菓子と共に、子供たちにとって大事な思い出となっていて、長く親しまれていくのだ。

     

    大倉アーツのクリスマス・コレクション、始まりました。

     

    クリスマス・コレクション

    人型のブリオッシュ マネル
    出典 La cuisine d’Alsace 

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