
ジョージア・オキーフ展
ジョージア・オキーフ Georgia O’Keefe(1887-1986)は、モダニズム運動に属するアメリカのアーティストだ。ポンピドゥー・センターで先ごろ開催された回顧展はフランスでは初めてのものだった。この象徴的なアーティストに捧げられた展覧会の見どころを紹介したいと思う。
ジョージア・オキーフは、花をテーマとした絵画制作で知られている。彼女にとっては一輪の花に全宇宙が含まれている。彼女のアプローチは、すべてのものの美しさが、彼女の絵を見る人に具現化するように世界を描写することだ。

White Iris No.7 (detail), Georgia O’Keeffe, 1957 Huile sur toile, 102×75,2 cm

From the Lake No.1 – 1924
どの作品も光り輝き、その美しさと力強さは見る者を驚嘆させる。印象的だったのは、オキーフが白という色を使って、コントラストの強い作品を作っていたことだ。
オキーフの人生は、20世紀に革命を起こしたテクノロジーの変化に彩られていた。飛行機の窓のパースペクティブを再現した絵画は非常に興味深いものだった。ほとんど抽象的とも言えるイメージを上から見ると川の動きが見えてくる。
(それにしても私たちが次に飛行機に乗って気軽に旅できるのはいったいいつになるのだろう?)

Pink and Green, 1960 Georgia O’Keeffe Oil on canva…dation (1997.06.018)© Georgia O’Keeffe Museum

Sky with Flat White Cloud, 1962 Oil paint on canvas